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ここでは、個人事業主の税理士顧問料相場と法人の税理士費用相場を紹介しています。
税理士費用の相場は、ネットで検索すると色々な税理士事務所、会計事務所の費用相場がヒットします。
しかし、あまりにも数が多いのと統一性が無いので、参考にするにはイマイチ。
やはり、最も信頼できるのは公的機関での実態調査データですよね。
基本、税理士の顧問料も決算料も含めた税理士費用は税理士報酬規程を基準に決められているのがほとんどです。
税理士報酬規程は、平成13年の税理士法改正に伴い平成14年4月1日に廃止され自由化されたのですが、多くの税理士、会計事務所は税理士報酬規定の基準価格から数パーセント割り引く形で顧問料、税理士報酬を決めています。
また、その後に行われた日本税理士会連合会(日税連)が、税理士・税理士法人合計77,007件を対象に実施した「第6回税理士実態調査」の税理士費用(顧問料、決算料)の数字も紹介しているので、
実際の市場の個人事業主、法人の税理士顧問料相場、税理士費用ををつかむことができます。
平成13年の税理士法改正に伴い平成14年4月1日に廃止
総所得金額基準 | 年取引金額基準 | 報酬額 |
---|---|---|
200万円未満 | 2,000万円未満 | 20,000円 |
300万円未満 | 3,000万円未満 | 30,000円 |
500万円未満 | 5,000万円未満 | 45,000円 |
1,000万円未満 | 1億円未満 | 65,000円 |
2,000万円未満 | 2億円未満 | 75,000円 |
3,000万円未満 | 3億円未満 | 85,000円 |
5,000万円未満 | 5億円未満 | 95,000円 |
5,000万円以上 | 5億円以上 | 105,000円 |
1千万円増すごとに | 1億円増すごとに | 5千円を加算 |
期首資本金等基準 | 年取引金額基準 | 報酬額 |
---|---|---|
200万円未満 | 2,000万円未満 | 30,000円 |
300万円未満 | 3,000万円未満 | 35,000円 |
500万円未満 | 5,000万円未満 | 50,000円 |
1,000万円未満 | 1億円未満 | 70,000円 |
3,000万円未満 | 3億円未満 | 85,000円 |
5,000万円未満 | 5億円未満 | 100,000円 |
1億円未満 | 10億円未満 | 130,000円 |
3億円未満 | 30億円未満 | 160,000円 |
5億円未満 | 50億円未満 | 190,000円 |
売上規模が同じでも税理士費用が異なるのは、法人の方が個人事業主よりも税務処理が多いからです。
日本税理士会連合会(日弁連)が行った「第6回税理士実態調査」は2015年に行われました。
少し前の調査になりますが、税理士実態調査は10年ごとに調査されるので、これでも一番最新な情報なんです。
【個人】
顧問報酬(月額) |
決算報酬 |
||
---|---|---|---|
1万円以下 | 34.7% | 5万円以下 | 49.6% |
3万円以下 | 50.9% | 10万円以下 | 29.6% |
5万円以下 | 10.0% | 20万円以下 | 15.1% |
【法人】
顧問報酬(月額) |
決算報酬 |
||
---|---|---|---|
1万円以下 | 7.7% | 10万円以下 | 20.3% |
3万円以下 | 52.5% | 20万円以下 | 42.5% |
5万円以下 | 27.7% | 30万円以下 | 18.2% |
*参照元:日本税理士会連合会
この調査結果を見るかぎりでは、個人も法人も半数以上が月の顧問料報酬は3万円以下です。
つまり、税理士顧問料の相場は、月額1万円以上3万円以下ととらえてもいいでしょう。
決算報酬の相場は、個人が5万円以下、法人が20万円以下になります。
もちろん、あくまで目安相場です。
税理士費用は、事業規模や契約内容によって変化します。
まず、税理士にどこまで業務をお願いするのかによって料金は変わります。
例えば、仕入れ入力、合計表・給与支払報告書・償却資産の提出、総勘定元帳の作成、社員の給与計算・社保・住民税の管理、労働保険の申告、年末調整、決算など、すべてをお願いするのか?
これらの業務でも、レシートの仕分け、通帳入力など、会計ソフトで自分でデーターを入力して税理士に渡すのか、
全部、丸投げで伝票、領収書などすべて渡して、自分は何もしないのかによっても料金は大きく変わります。
また、同じ条件でも税理士によって顧問料はピンキリで、料金は大きく変わります。
たまに社会保険労務士が年末調整をやってしまう話を聞いたりしますが、これは税理士法違反行為に当たります。
税金にいくら詳しくても、他人の税務を税理士以外が代行することは許されていません。
注意してくださいね。
実態調査では個人、法人とも月の顧問料が1万円以下という低価格も見られますが、
このような場合は会計や税務処理以外を依頼すると別途オプションが必要になるケースが多いです。
逆に税理士費用が高い場合は、事業をトータルでサポートしてくれます。
例えば
などの作成です。
月次決算書が作成されれば、毎月の会社の資産・負債の状況及び、直近の事業での利益状況が把握できます。
また、キャッシュフロー計算書があれば、資金繰りを予測し、資金ショートを防いだり、
売上に対する売上債権回収の回収率、回収できない可能性が高い売上債権の貸倒を早い段階で把握することに役立ちます。
毎月税理士がデータを作成してくれることで正確で適切な経営判断が出来るようになります。
税理士費用は安く抑えたいと考えている経営者は多いですが、
自分の事業に必要なサービスやサポートであれば、顧問料が多少高くても税理士に依頼する方が良いケースもあります。
しかし、顧問料が高いのに必要なサービスを受けられていないと感じるのなら、
税理士に顧問料の相談したり、他の税理士に変えることを検討した方が良いでしょう。
年商 |
月額顧問料 |
決算申告 |
記帳代行(月額) |
---|---|---|---|
〜1,000万円 | 13,000円 | 76,000円 | 6,000円 |
1,000〜3,000万円 | 17,000円 | 96,000円 | 7,000円 |
3,000〜5,000万円 | 21,000円 | 116,000円 | 10,000円 |
5,000万円〜1億円 | 28,000円 | 145,000円 | 13,000円 |
1億〜 |
要相談 |
要相談 |
要相談 |
*参照元:会計ソフトfreee
年商 |
月額顧問料 |
決算申告 |
記帳代行(月額) |
---|---|---|---|
〜1,000万円 | 15,000円 | 107,000円 | 7,000円 |
1,000〜3,000万円 | 19,000円 | 129,000円 | 8,000円 |
3,000〜5,000万円 | 23,000円 | 150,000円 | 11,000円 |
5,000万円〜1億円 | 29,000円 | 173,000円 | 14,000円 |
1億〜5億円 | 40,000円 | 210,000円 | 20,000円 |
5億〜10億円 | 50,000円 | 235,000円 | 26,000円 |
10億〜 |
要相談 |
要相談 |
要相談 |
*参照元:会計ソフトfreee
年間売上高 |
訪問回数ごとの月額顧問料 |
決算料 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
年12回 | 年6回 | 年4回 | 年2回 | 年1回 | ||
1500万円 | 20,000 | 18,000 | 15,000 | 12,000 | 10,000 | 100,000 |
1500〜3000万円 | 30,000 | 20,000 | 18,000 | 15,000 | 12,000 | 120,000 |
3000〜6000万円 | 35,000 | 28,000 | 21,000 | 17,500 | 14,000 | 175,000 |
6000〜1億円 | 40,000 | 32,000 | 24,000 | 20,000 | 16,000 | 200,000 |
1億円〜3億円 | 50,000 | 40,000 | 30,000 | 250,000 | ||
3億円〜5億円 | 65,000 | 52,500 | 39,000 | 325,000 | ||
5億円〜10億円 | 85,000 | 68,000 | 51,000 | 425,000 | ||
10億円〜20億円 | 120,000 | 96,000 | 72,000 | 600,000 |
*参照元:S会計事務所
年間売上高 |
自分で記帳する場合 |
記帳代行も依頼する場合 |
---|---|---|
1,000万円未満 | 7万円〜 | 15万円〜 |
1000〜3000万円 | 10万円〜 | 20万円〜 |
3000万円〜5000万円 | 15万円〜 | 25万円〜 |
5000〜1億円 |
要相談 |
などの理由で、税理士を探しはじめる時に税理士費用相場が気になる経営者が多いです。
顧問料を低く抑えようとするとサービスが限定的になってしまうこともあります。
報酬を支払う側からすると、不満を感じてしまうのですが、税理士を変えても報酬額が同じだと結果はあまり変わらないこともあります。
今の税理士のサービス内容に不満があるのなら、「報酬を引き上げてもかまわないから、サービスに内容を見直して欲しい。」と交渉してもいいでしょう。
税理士もあなたと同じ経営者です。
安さだけで選ぶと価格相応のサービスしか提供されず”安物買いの銭失い”になりかねません。
新しく税理士と契約する時には、あらかじめ見積りを出してもらうといいでしょう。
金額、サービスも大事ですが、相性などあなたと合う合わないで決めるのが一番です。
どんな商売にも材料費や人件費などの原価があります。
あなたのビジネスも販売価格、サービス価格が原価を割り込まないように決められる思いますが、税理士も同じです。
税理士も定例訪問、決算書作成などの料金を決めるのにも原価があります。
税理士の顧問料の基礎になる原価をここで暴露してしまいます。
この原価表を下回る顧問料なら、どこかで手を抜かれる心配があります。
また、高すぎる顧問料もこの表と見比べればスグに確認することができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
※年商1億円の企業の場合
月次業務の原価 |
年次業務の原価 |
||
---|---|---|---|
定例訪問 (移動時間込み) |
税理士2時間/@3,500円= 7,000円 | 決算書作成 | 職員24時間/@2,000円= 48,000円 |
試算表の作成 |
職員5時間/@2,000円= 10,000円 |
法人税、消費税、地方税の 確定申告書の作成・申告 |
税理士9時間/@3,500円= 31,500円 |
年末調整 | 職員8時間/@2,000円= 16,000円 | ||
諸経費 交通費 |
3,000円 |
法定調書の作成・提出 |
職員2時間/@2,000円= 4,000円 |
内容チェック | 税理士2時間/@3,500円= 7,000円 | ||
諸経費 職員給与 交通費等 |
30,000円 | ||
合計 |
27,000円 |
合計 |
136,500円 |
税理士の探し方としては、ネット上で調べれば、安いところは山ほどあり、いくらでも出てくるので探すのに困ることはないでしょう。
ただ、安いのはそれなりに経営手法の違いというか、理由というのがあると思います。
全国どこでも希望する業務など、こちらが要望する条件を出すだけで、適正な税理士を紹介してくれるサービスもあります。
無料ですので、あなたが探した税理士と比べてみてもいいでしょう。
納得がいくまで、何人でも無料で紹介してもらえます。
複数の税理士から見積りをとる事ができます。
少し誤解を招くタイトルになってしまいましたが、全国にある青色申告会から申告する方法です。
日本は申告納税制度で自分で計算して税金を納めるのが原則です。
税理士は代理業にすぎません。
ですので、自分で申告書を作成してもまったく問題はありません。
現実に自分で申告書を作成している人はたくさんいます。
税のことはあまり詳しくないし心配。という人も大丈夫です。
地元の青色申告会に相談すれば年間12,000円で記帳指導してくれます。
入会金、年会費は地域によって異なりますが、税理士を雇う事を思えば高くない金額です。
無料の経営セミナーを開催したりもします。
青色申告会は一部地域を除き、全国各地の税務署ごとに組織されています。
ですので、きっとああなたの近くにも青色申告会はあるはずです。
ここから探すことができます。
一般社団法人 全国青色申告会総連合 窓口検索
https://www.zenaoirobr.jp/search/index.html
個別指導してくれますので、安心して相談することができます。
経費の分類や記帳の仕方、青色申告で複式簿記を行う際の仕訳や記帳、試算表の作成方法など丁寧に教えてくれます。
パソコンでの記帳もOKで、e-Tax申告の相談もすることができます。
指導を受けて申告書に問題がなければ、その場で申告書を代理提出してくれます。
ただ、地域によって異なるとは思いますが、相談員が毎回異なったり、1月〜3月の確定申告時期の混雑時には事前予約が必要な場合があります。
また、税務調査の時に立ち合いまではしてくれません。
これからお話しすることは内緒の話しですよ。
確定申告には、税理士が関与した場合には必ず「税務代理権限証書」が添付されています。
税務署が調査するのは、職員数の兼ね合いもあり、調査対象は「税務代理権限証書」が添付されていない申告書だけと言っても過言ではありません。
税務書は自分たちの手間を少なくするために、税理士に一時チェックをしてもらっているのです。
税務署職員が行う税務調査はまず、「税務代理権限証書」が添付されているか、添付されていないかから始まります。
つまり、税理士がついていない納税者をあぶりだしているのです。
そして、その中から事業規模が小さい、利益があまり出ていないような会社は、間違いだらけの申告書でも目をつけられることはありません。
それなりに利益をあげている会社で税理士がついていないと、必ず税務調査が入ります。
もちろん、申告の間違いを指導するのですが、もう一つ大事な役目があるのです。
調査後の指摘事項には必ず今後の「再発防止体勢」を説明することになっています。
つまりは、暗に税理士を雇いなさいとすすめているのです。
これは、職員の負担を減らすためもありますが、もう一つ大きな理由があります。
税務署職員は23年勤務すると自動的に税理士の資格が与えられます。
もうお分かりだと思いますが、自分が税理士になった時のために営業活動をしているのです。
よくテレビで「経営相談は税理士へ!」というCMを見かけたりしますが、これは誤解を招く内容です。
税理士の国家試験には、財務分析や管理会計の試験科目はありません。
つまり経営相談に応えられるような勉強はしていないのです。
税理士は経営コンサルタントではありません。
税理士に経営指導してもらうことで商売は上向くというのは妄想です。
ただ、顧客の数が多く、経験が長い税理士は、いろんな会社の財布を見ています。
儲かってる会社から大赤字の会社、小売業、飲食店、美容院、物販など多種多様の商売の数字を知っています。
その経験を通して、会計的視点に立った、有用なアドバイスはすることができます。
何十年もの経験がある税理士はその間に多くの会社の栄枯衰退を見ています。
そんな税理士は、それなりの経営指導のアドバイザーといえるでしょう。
【関連記事】
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など、理由は様々だと思いますが、あまりにもひどいようなら悲惨なことになる前に変えたほうがいいでしょう。
先代からのつきあい。近所などなかなか断りづらいかもわかりませんが、よくある断り文句を紹介しますね。
最近は、税理士の乗り換えはそれほど珍しいことではありません。
思いきって半額の顧問料を提示するのも一つの方法です。
ただし、相手がその金額を了承すれば継続することになります。
【関連記事】税理士の断り方!変更するタイミング
これから長く付き合うことを考えると、あなたと同世代か下の世代の税理士を選ぶのがよいでしょう。
高齢の税理士だと、どこかのタイミング(税理士の廃業)で変更を余儀なくされることがある。
新しい決算期と同時
3月が決算期なら、申告は5月末日なので、今の税理士にはそこまでお願いをします。
新しい税理士には4月の新しい期からスタートして決算は翌年からとお願いをする。
「税理士を変えたら税務署が来るよ」などと、脅してくる良くない輩もいるようですが、単なる脅し文句です。気にしないでください。
税理士紹介サービスはたくさんありますが、おすすめを2社紹介します。
◆税理士ドットコム
上場企業が運営していることで安心・信頼感があり、登録税理士の人数や、相談、マッチング件数も業界最多です。
特に、税理士報酬を減額できることは評判で、実際に相談した71.4%の人が税理士報酬の減額に成功しています。
【関連記事】税理士ドットコム 体験談!税理士との面談前に準備することを紹介
◆税理士紹介エージェント
税理士顧問料の減額よりも、内容(経営アドバイス、提言など)を求めるのなら税理士紹介エージェントです。
登録税理士は、一人ひとり直接面談し、経歴、専門分野、実績、知識、人柄、考え方などをしっかり確かめた後、税理士紹介エージェントの「お客様最優先」という理念に合う税理士さんだけを少数精鋭で登録しています。
紹介したあとの継続契約率は99%で、ほとんどの人が税理士紹介エージェントで紹介してもらった税理士に満足しています。
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