２０２０年の確定申告からe-Tax確定申告か、電子帳簿保存をしないと、特別控除額の６５万円を使えなくなります。

 

ただでさえ、難しい確定申告に加えて、e-Tax確定申告か、電子帳簿保存なんて頭が痛くなるばかりです。

 

でも、安心してください。

 

このブログでは、簡単３ステップで簡単にe-Tax確定申告、電子帳簿保存出来る方法を教えます。

 

まずe-Tax確定申告か、電子帳簿保存をしないと、どんなデメリットがあるのかを説明します。

２０２０年確定申告変更点

e-Tax（または電子帳簿保存）を行わないと特別控除額が６５万円から５５万円と１０万円減額されます。

 

でも２０２０年度は基礎控除額は３８万円から４８万円と１０万円上がるので、合計の控除額は昨年と変わりません。

 

つまり、e-Tax確定申告か、電子帳簿保存をしないと１０万円の控除額の恩恵を受けられないということです。
◆昨年まで
基礎控除３８万円＋青色申告特別控除６５万円＝１０３万円
◆２０２０年確定申告
基礎控除４８万円＋青色申告特別控除５５万円＝１０３万円
◆e-Tax（または電子帳簿保存）
基礎控除４８万円＋青色申告特別控除６５万円＝１１３万円

e-Tax確定申告か、電子帳簿保存するには

電子帳簿保存

この制度を利用するには、帳簿付けを開始する3ヶ月前の日までに申請書を税務署に提出する必要があります。

 

原則として、課税期間の途中から適用することはできないので、今日現在電子帳簿保存の申請をしていなければ、２０２０年度の確定申告で適用することはできません。

e-Tax確定申告

e-Taxを利用するには、マイナンバーカードと、マイナンバーカードの読み取りICカードリーダが必要になります。

 

マイナンバーカード方式について
https://www.e-tax.nta.go.jp/kojin/mycd_login.htm

 

ICカードリーダーは１，０００円台から各メーカーが色々な種類を発売しています。
ただし、マイナンバー対応機種の確認が必要です。

 

対応機種一覧はこちらで確認ができます。
https://www2.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf

 

マイナンバーを使用しない場合は、利用者識別番号を取得する必要があるので、まず開始届書を作成します。

 

e-Tax開始届出書
https://www.e-tax.nta.go.jp/todokedesho/kaishi3.htm#tabs_1

e-Tax確定申告やり方

２０２０年の確定申告は、コロナ渦の影響もあり密を避けるために、税務署はe-Tax（国税電子申告・納税システム）を推奨しています。

 

また、申告する側でも密になりがちな税務署は避けたいですよね。

 

e-Tax確定申告やり方は、税務署のホームページでも解説していますが、やっぱりというかとても分かりずらいです。

 

かといって、以前のように税務署に出向いて直接教えてもらうということも今年はあまり歓迎されないようです。

 

確定申告等を作成する：税務署ホームページ
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

e-Tax確定申告が簡単にきる３ステップ

ここでは、タイトルにもあるように、e-Tax確定申告が簡単にきる３ステップについてお話しします。

 

まず、e-Tax確定申告を作成するのに会計ソフト「弥生」 を使います。
なんだ、会計ソフトの売り込みかと思わないでください。

 

１年間は無料で使えるので、２０２０年のe-Tax確定申告には十分使えます。

 

１年後も継続するかどうかは、その時決めてもいいではないでしょうか。
まずは試して、使いやすかったら続けてみる。

 

１年後に無料期間が終了して継続しても１年間６，０００円。
１ヶ月たったのワンコイン５００円です。

 

これで、時間も手間も省けるなら安い買い物だと思います。
しかも、電卓を使っての手計算よりも正確です。

「弥生」は会計ソフトでは連続２１年売上実績NO.1で、会計ソフト利用者の２人に１人以上が「弥生」を使っています。

 

「弥生」を使用している税理士事務所も多いので、のちに税理士と顧問契約する時にもデータ共有がスムーズに行えます。

弥生のカンタン３ステップ入力

売上を入力する

「かんたん取引入力」の［収入］タブから入力します。

支出を入力する

「かんたん取引入力」の［支出］タブから入力します。

レシートはスキャンするだけで自動仕訳

銀行やクレジットカードのデータを自動で取り込み仕訳します。

 

事業専用の銀行口座やクレジットカードがない場合は、必要な経費などを取捨選択する必要があります。

 

しかし、いちからチェックして仕訳をすることを思えば、大幅に作業を減らすことができます。

弥生では
｢入出金明細の入力｣→｢会計データの作成｣→｢控除額の計算｣を自動で処理してくれます。

 

医療費や社会保険料などの控除金額も自動計算してくれます。

 

あとは、｢確定申告e-Taxモジュール｣で表示される画面に従って必要事項を入力するだけで、作成した申告データを国税庁のe-Taxに送信することができます。